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フィラリア症
FILARIA

フィラリア症について
簡単に言うと「犬糸状虫という寄生虫が心臓に寄生して起こる症病」です。
犬糸状虫の幼虫(ミクロフィラリア)は、ある犬の心臓に住む母フィラリアから生まれます。
そして、犬の血液の中で蚊に吸われるのを待っています。
蚊の体内で感染幼虫に成長し、やがてこの感染幼虫を持った蚊が、
自分の愛犬の血を吸ったとき、
犬の身体に移動し、やがて心臓や肺動脈に寄生して成虫になります。 フィラリア症って知ってる?
感染を調べるには
血液検査で抗原の有無を調べます。キットを使い、約15分くらいで院内で分かります。
予防方法

フィラリア症は、ちゃんとした予防によって防ぐことのできる病気です。

  • ※予防のポイントは2つあります。
  • 確実に1ヶ月ごとに薬を飲ませること
  • 薬を始める時期と、終わらせる時期を守ること
  • 簡単にいうと蚊が出始める頃から蚊がいなくなる時期の1ヶ月後まで続けます。
  • 通常最終投与は、11月下旬頃か12月上旬頃が安心です。
  • 回りの環境や毎年の気候によって投薬の時期は変わります。
予防薬

薬は、錠剤・チュアブル・スポットタイプがあります。

ごくまれに、飼い主の見ていないところで、隠れて吐き出してしまうことがあります。
投薬後しばらくは、様子を見てください。

  • ◎フィラリアが寄生してから、予防薬を投与したら
  • 血管内に幼虫(ミクロフィラリア)がいた場合、予防薬の影響によってこれらがすべて死にます。
  • その結果、血管内に急激に異物が産生されることになります。そして、犬の体内でアレルギー反応が起こることがあります。
  • 例えば、去年の後半、予防薬を飲ませるのを忘れてしまった。今年、血液検査をしないで、その飲み残しを飲ませた。
  • この場合、急激なアレルギー反応を起こすことがあります。
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